
大河ドラマ『べらぼう』つたや三兄弟の癒しキャラ!? じわじわ人気度アップ「次郎兵衛にいさん」の魅力【前編】:3ページ目
ドラマの中の駿河屋市右衛門は、両親に捨てられた幼い蔦屋重三郎を養子として迎え支えた重要人物として登場。実在の人物ではないのですが、引手茶屋「駿河屋」自体は実在しているそうです。
史実では、蔦重は7歳のときに母親と別れて「喜多川氏」の養子になったのですが、同氏は「蔦屋」という店を経営していたため、駿河屋市右衛門=喜多川氏ではないかと推測されています。
そして、駿河屋市右衛門の実子・次郎兵衛は、蔦重の義理の兄さん。
次郎兵衛は、親父さんから吉原に向かう手前の五十間道で小さな茶屋の経営を任されてはいるものの、実際は蔦重が切り盛り。さらに蔦重はその軒先で貸本屋も営むという働きっぷりです。
その反面、次郎兵衛はいつも、店先で呑気に座っているイメージが。けれどもぼ〜っとしているようで見るべきところはちゃんと見ています。
目端が効き行動力がありいつも機敏に動く蔦重を、親父さんが一目置いていることに嫉妬する様子もなく、おおらかに接しています。
その上、蔦重が親父さんの期待を裏切る行動をして殴られたとき、止めようとして自分が殴られて鼻血を出す始末。
そして、常に洒落た着物を身に付けて着こなしている道楽者で洒落者なのです。
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大河ドラマ『べらぼう』つたや三兄弟の癒しキャラ!? じわじわ人気度アップ「次郎兵衛にいさん」の魅力【後編】
大河ドラマ「べらぼう」で、「つたや三兄弟」といわれている主人公の蔦重(横浜流星)、唐丸(渡邉斗翔)、次郎兵衛(中村蒼)。ドラマの回数を重ねるごとに、毎回安定したのんびりやキャラで「癒される」と…
トップ画像:大河ドラマ「べらぼう」公式ホームページより